上杉謙信ゆかりの地 春日山城跡、春日山神社
南北朝時代に越後守護代上杉氏によって築城された山城。
謙信の父・長尾為景により大改修が施され、景虎(のちの謙信)へと引き継がれた。
複雑な自然の地形を利用した堅固な城塞は、難攻不落な天下の名城といわれた。
現在も空堀(尾根を掘って作る人工的な凹地)や土塁(土を盛って作った障壁)、
直江屋敷(直江信綱・兼続の屋敷跡)などが残されている。
春日山城跡を巡る山道はハイキングコースとしても人気。
山頂にあったとされる本丸・天守台からは頸城平野が望め、
眼下に広がる上越市街や日本海までも一望できる。
山形県米沢市の上杉神社より分霊され、謙信を祭神に祀った神社。
明治23(1890)年に、童話作家・小川未明の父であり、旧高田藩士であった小川晴明によって創建された。
これに際しては、日本近代郵便の父・前島密も援助したといわれる。
直線的でがっしりとした神明造の社殿は見応えあり。
境内に隣接する春日山神社記念館には、謙信の遺品・資料などが展示されている。
また、小川未明の『雲のごとく』の詩が刻まれた石碑や、童話をモチーフにした石像なども見ることができる。
所在地 上越市大豆1743 電 話 025-525-4614
その他の観光地 林泉寺 春日神社 春日山城史跡広場